2022/11/11

アマゴの卵が発眼したので孵化槽へ移動しました。

 先月の「アマゴの卵」が発眼し始めました。

水槽に,そっと沈めていた「アマゴの受精卵」は,「発眼」が確認出来ましたので,孵化槽へ移動しています。





これから,毎日・・・。

死んで白くなる卵を,ピンセットでつまんで取り除く作業が続きます。

順調に進めば,約40日後くらいには,アマゴの稚魚が孵化すると思います。


しかし,数が少なすぎるのが悩むところです。

放流用のアマゴとして,「在来のアマゴ」を提供するのが目標なのですが・・・。

今年は,失敗しました。

来年は,提供出来たとしても・・・。

全体の放流量の一部分程度だと思います。



話が,すこし変わりますが・・・。

漁協には,毎年,既定の量の「アマゴの稚魚の放流」が求められます。

「毎年,これくらいの量(キロ)のアマゴの稚魚を放流してください!」って感じの決まりがあります。

その為,毎年,アマゴの稚魚の放流は行われています・・・。

しかし,最近では・・・。

「稚魚の放流はしない」とか,「禁漁区」とか,「産卵床の造成」などの話が出始めています。

今後は,変わるのかなぁ~?と・・・すみっこで静かに聞いています。


2022/11/06

アマゴの放流会がありました。

 今日は,広島市内の釣具店さん(広島駅前のフライフィッシングの有名なお店)の「アマゴの放流会」がありました。


昔から,家の近所で秋になると,バケツを持った大人や子供が魚を放流している様子を眺めていました。

話を聞くと,30年以上前から,毎年行われているのだとか・・・。

「なんか?面白そうだなぁ~!」と,ずっと思っていましたが・・・。

今年,はじめて参加する事が出来ました!

(ずっと興味はありましたが,情報を知る機会がありませんでした)


早朝に,三段峡漁協の養殖池の近くに,多くの方が集まり,放流会のスタート。

まず,漁協の養殖池から数人の方にお手伝い頂き,「アマゴの稚魚」を放流用の車に入れました。




2台の車で二手に分かれ,アマゴの稚魚を運び,参加者の方は,車で後をついて行きます。

放流場所についたら,参加者の方が,バケツでアマゴの稚魚を,やさしく川へ放流を行います。

子供と一緒に参加されている方は,「子供と楽しく,アマゴの稚魚を放流するコース」です。

漁協の組合長さんから,足場の良い場所で「アマゴの稚魚のやさしい放流の仕方」を教わりながら,子供たちが中心の活動となります。


そして・・・。

ベテランの大人だけの「エキスパートコース?」がありまして,僕は,こちらの方へ行きました。

こちらは,足場の悪い場所で,リアルに春先の漁協の放流コースです。




ベテランの大人の方達に,アマゴの稚魚の放流を手伝って頂けると・・・。

めっちゃ,放流が楽でした!

解禁前のアマゴの放流は,漁協の組合長と2人で行った為・・・かなり疲れてしまいました。


現実的な問題として,高齢化の進んだ漁協では,今後のアマゴの放流活動をいつまで続けることが出来るのか?不安に感じています。

一般の釣り人の方に,漁協の活動を手伝って頂く事の必要性を,あらためて実感しました。



おまけ


アマゴの放流会から帰ると・・・。




田んぼに残っている「アマゴ」のライズを狙って,子供たちが「フライ」と「ルアー」を投げていました。

子供たちは,毎日,学校から帰ると・・・真っ暗になるまで,田んぼでアマゴを狙っています。

子供たちは,目の前の川へ魚釣りに行きたいのですが,大人たちが決めた「アマゴの禁漁期間」というルールがある為に,川へ行く事が出来ません。

三段峡漁協には,「ハヤ」の漁業権があり,本来なら1年中,川で「ハヤ」が釣れるはずですが・・・「アマゴの禁漁期間」に押しつぶされているのが現状です。

「せめて,子供くらいは,自由に川で魚が釣れるように出来ないものか?」

・・・考えています。


2022/11/03

放流用のアマゴの稚魚を準備しています。

 今週の日曜日に,アマゴの稚魚の放流が行われる予定です。

そこで使用される「アマゴの稚魚」の準備を行いました。


まだ,霧が残っている早朝・・・。



アマゴの稚魚を育てている田んぼの「ネット」を外しています。



生い茂る草と戦う事・・・約3時間。



「ネット」を外して,アマゴの稚魚の回収準備が完了。


ここでは,「休耕田対策」として,アマゴの稚魚を育てています。

養殖池ではなくて,「田んぼ」ですので,一気に排水する事が出来ません。

また,田んぼの水を抜いて,アマゴの稚魚を回収すると・・・ほとんどの稚魚が死んでしまいます。

そこで・・・。



「網」を田んぼのほとりに,ぐるりと一周まわして・・・。



「網」を,じわじわと寄せながら,アマゴの稚魚を集めて・・・。



ひたすら,すくいます。

この作業を,何度も繰り返しました。


集めた,アマゴの稚魚は,三段峡漁協の養殖池に移動しました。



しかし・・・。
漁協の養殖池が,すぐに満杯になってしまい・・・作業は中断!?
三段峡漁協の養殖池は,水不足の為・・・これ以上のアマゴの稚魚の維持が出来ません。
日曜日の放流まで,元気で生きていれば良いのですが・・・。


話が,すこし変わりますが・・・。
今年は,深刻な渇水状態で,多くのアマゴが死にました。
しかし・・・。
それでも,アマゴが余っています!?

コロナや,三段峡内の通行止めの影響が大きいのですが,一番問題なのが・・・。
「やまめの塩焼き」が,求められる事です。
一般の観光客の方には分かり難い話なのですが,広島県では渓流に「あまご」を放流することになっています。
その為,漁協では「あまご」を育てていますが,料理に使用する場合は,「やまめ」が好まれます。
川で,泳いでいるのは「あまご」なのに,その川を眺めながら観光客の方が食べるのは「やまめ」なのです。
その為,「アマゴの稚魚」は,余ってしまいます!?

2022/10/23

アマゴの卵をしぼりました。

 まだ,うっすらと霧がかかっている早朝・・・。

「アマゴの卵をしぼるのは今だ!!」

・・・おじいちゃんに,叩き起こされました。

今年からは,孫が助手です。



アマゴの親魚となる,オスとメスを孵化場へ移動しています。


自家製の「トウチョウエキ」を準備して,メスの卵をしぼります。



アマゴの卵は,きれいな黄色です!

「黄金イクラ」と,呼ばれる事もあります。


メスの卵をしぼったら,オスの精液をしぼります。



かるく混ぜて,ネットに入れて,水槽の中へ。



水につかると,「受精卵」になります。

「受精卵」は,動かしてしまうと死んでしまいます。

このまま,約3週間程度,部屋を暗くして,静かに置いておきます。

「受精卵」の中に,目玉が見える「発眼」が確認出来たら,死んで白くなった卵を取り除いて,「発眼卵」を孵化槽へ移動します。


この作業工程を,漁協の組合長と,おじいちゃんに指導されていた孫でした。



「受精卵」は,約3週間後に「孵化槽」へ移動するのですが,そのお話は,また後日・・・。



おまけ



卵をしぼると,アマゴは死んでしまいます!?

とても自宅で消費できる量ではないので・・・処分に困ってしまいます。


今年は,水源の水が止まってしまう事が,たびたび発生した為,大量のアマゴが死んでしまい,予定していた量の親魚が準備出来ませんでした。

しかし,そうでなければ,親魚は余るほどの量になります。

この「あまる親魚」を放流出来ないかな?と,考えています。


また,採卵後に死んでしまうアマゴを「何らかの加工品」にして,利用する事が出来ないかな?と,考えます。


2022/10/21

来年の放流用のアマゴを準備しています。

 昨年,採卵して育てていたアマゴの出荷準備をしています。





田んぼで,1年ほど育てていたアマゴを,田んぼからひきあげて,三段峡漁協の養殖池に移動する準備をしています。

今年は,ひどい渇水状態で,半数以上が死にました。
しかし,コロナなどの影響で,アマゴの需要がまったく無かった為,出荷もしていません。
このアマゴたちは,来年のアマゴの放流用に使用される予定です。


そして,来年用の卵を採取する予定のアマゴは・・・。


約40センチに成長し,採卵を待っています。

「こんなのが川で釣れると面白いけどなぁ~!」と,思うのですが・・・。
このアマゴを放流しても,産卵の時期が終わると死んでしまいます。
アマゴの寿命は,約3年です。

今後,漁協と一般の釣り人が一緒になって「アマゴの放流」に積極的になる日が訪れれば・・・。
こんな「大きなアマゴ」を川で見られる日が来るのかなぁ~?と,考えてみたりしています。

はっきり言ってしまいますと・・・。
漁協は高齢化が進み,アマゴを放流するにも,「人」も「お金」も不足しています。
今後は,漁協の維持は困難になると思われます。
そして,現実的に川の状態を一番知っているのは「一般の釣り人」だと思います。
漁協の活動を今後も維持する為には,一般の釣り人の協力が必要だと感じていますが・・・。